新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染率について、当院では2022年3月、2022年12月、2023年8月と3回の新型コロナウイルス(オミクロン株)クラスターが発生しましたが、回を追うごとに感染率が低下するという話は以前しました(ブログ:集団免疫)。
また、初回感染後の約6か月間は免疫が機能し、感染しにくい状況であることもお話ししました(ブログ:COVID19(オミクロン株)初感染後、いつまで再感染しないか?)、(お知らせ:北海道医報 (北海道医師会月刊誌)2023年9月号)。
その後、感染非既往者、過去1回感染既往者は単発的に感染することはありましたが、今回、2024年10月に職員連続9人の感染を経験しましたので、そこから得た知見を報告いたします。
2024年10月下旬に感染者が散発し、症状や経過など臨床所見と抗原検査にて確定診断いたしました。感染者には、希望した場合に一般的な感冒薬を処方し、自宅療養してもらいました。ルールはありませんので、症状が改善した後に自己判断で、出勤希望者には出勤を許可しました。3~5日間の療養期間で、症状は全員超軽症でした。院内全体としては、今までメディアで言われてきた感染予防対策(マスク、フェイスガード、アクリル板、ビニールカーテン、ソーシャルディスタンス、予防衣、手袋など)と称することは一切せずに、職員には平常心で働いてもらいました。マスクすら任意判断としました。もちろん自分は全くのノーガードです。ただし、感染者には第7病日まではマスクの着用をお願いしました。
当院は2024年10月1日時点で62人の職員が在籍し、出産・育児休暇のために2人が休職していますので、60人が勤務しています。当初は90%以上の職員が非接種でしたが、非接種者の退職や接種後に入職してきた職員が増え、現在では全体の約80~85%程度が非接種者と推定しております。
2024年9月末時点で感染非既往者が7人、過去1回感染既往者が24人、過去2回感染既往者が29人の合計60人です。2024年10月20日に今回の初感染者を確認後、同年10月26日までに9人が感染しました。感染非既往者7人のうち、2名(28.6%)が感染、過去1回感染既往者24人のうち6人(25.0%)が感染しました。過去2回感染既往者29人のうち感染したのは1人(3.4%)のみでした。感染非既往者と過去1回感染既往者の感染率はほぼ同じでした。その合計は31人で、合計の感染者は8人(25.8%)でした。それに比較して、過去2回感染既往者は29人で感染者は1人(3.4%)であり、過去2回感染既往者は感染非既往者+過去1回感染既往者の感染率に比べて、86.6%も低い結果でした。この結果からこの時点では過去2回感染既往者は感染非既往者や過去1回感染既往者に比べると明らかに感染しにくいということを示唆しています。
今回、感染した過去1回感染既往者は、10~31か月で2回目の感染をしました。以前に初回感染者において、約6か月程度は感染しにくいことを報告しました(ブログ:COVID19(オミクロン株)初感染後、いつまで再感染しないか?)、(お知らせ:北海道医報 (北海道医師会月刊誌)2023年9月号)。しかし、初回感染後から6か月を経過すると2回目の感染をすることがあり、約1~2年が経過すると、感染非既往者と同程度の感染率になりました。過去2回感染既往者は2024年10月時点で最終感染から3~26か月経過しており、その中で1人だけが3回目の感染をしました。この職員は2回目感染11か月後に3回目感染をしました。2回目感染後は11か月経過するまでは1人として、3回目の感染はせず、感染を繰り返すことにより、次回感染するまでの期間は延長することが示唆されました。
SARS-CoV-2(新型コロナウイルス)は終生免疫を獲得できるウイルスではないので、一定期間が経過すると再感染しますが、感染を繰り返すことにより、症状は明らかに軽度になります。それでも、「高齢者は今でも亡くなっているじゃないか?」という声を聞きますが、それは高齢者であるから亡くなっているのではありません。栄養状態が悪くて免疫低下している人が高齢者に多いだけです。自分の母は94歳です。ワクチン非接種で、4年前から医療用サプリメントでビタミンDと亜鉛の補給をしてきました(お知らせ:北海道医報(北海道医師会月刊誌)2022年10月号)、(ブログ:日本におけるビタミンD とCOVID-19(武漢株)の重症度)。昨年8月に初感染しましたが、2日間発熱し、5日間咳嗽で、その後は何事もなく治癒しました。これって「ただの風邪」ですよ。「風邪は万病のもと」と言われ、以前から「ただの風邪」でも命を落とす免疫弱者の高齢者はいました。免疫弱者である高齢者の多くは、マスクやお注射他、数多くの有害無益な全く効果の無い感染対策を信じ込まされて、本当に有効な感染対策をしていませんでした。コロナ騒動では栄養不良によって、知らず知らずのうちに低下した免疫力の向上を目指す必要があるということを見つめさせてくれる良い機会でした。
新型コロナウイルスワクチンについて、最初にも申し上げましたが、当院職員の約80~85%程度は非接種です。ほぼ非接種の集団が自然に感染することを経験し、その結果として感染率が著しく低下した事実から考えると、接種率8割の日本国民全体において感染率が低下しつつあるということが、新型コロナウイルスワクチンの接種による感染予防効果により集団免疫が確立されたというものではなく、ウイルスに感染したことによって確立された集団免疫だということです。未だにワクチン推奨派医師らがワクチンによって集団免疫が確立したと主張しているようですが、こいつらアホか!非接種の集団のデータを見てみろ!皆さん、そろそろバカたれ専門家にだまされるのを止めて、目を覚ましましょう!そもそも、こんな話は医学を勉強した医師や医学生であれば、あえて話をする必要がないくらい当たり前の話です。自分が今更、それを発信しなければならない狂った世の中にものを申し上げます。
個人的な見解ですが、この度のワクチンには感染予防効果も重症化予防効果もありません。あるのは長期的に残存する悪影響のみです。それでも、あなたはまだ接種を続けますか?最強の感染対策は「余計なことはせずに、免疫力を低下させないような身体づくりをして感染を繰り返すこと」なのです!現時点で更なる追加接種を勧める医者は勉強不足か、学校の勉強だけができた根っからのバカか、お金儲けのどれかですね。それでもあなたはそんな医者に生命を預けるのですか?
あっ、一つだけ対策をしました(ブログ:コビナックスプレミアム)。これは単なる化粧品ですのでその臨床効果は評価されていません。感染者の多い部署にいて、希望する職員には予防的に使用してもらい、感染者には出勤後第7病日までは他の人に感染させないように使用をお願いしました。個人的な感想としては期待できますね(笑)。皆様方のご健康を心よりお祈り申し上げます!
最強のCOVID-19感染対策