がん統合医療外来 脳神経外科おたる港南クリニック

〒047-0003 北海道小樽市真栄1丁目6番1号

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がん統合医療外来

 当院では自由診療にて、「がん統合医療外来」を始めました。科学的根拠に立脚し、有効と思われる手段を見極め、患者様に応じた治療法を提供いたします。
 過去には「がん=死」という方程式があり、本人には病名の告白を避けるという時代がありました。約50年位前、自分がまだ子供の頃です。しかし、医学や医 療の目覚ましい進歩によって、その固定観念は覆されつつあります。様々な診断機器の開発、進歩により、多くのがんの比較的早期発見が可能になり、根治でき得るがんや、長期間にわたって共生できるがんも増えました。しかし、膵がんや神経膠芽腫などの極めて難治性のがんは未だに現代保険医療では太刀打ちできません。また、ある程度進行してから発見されたがんは未だに手に負えない状況になってしまいます。それが日本における医療の現況です。
 日本での標準療法は健康保険で費用が補助される治療です。保険診療で治療をする場合は保険適応内の疾患や症状にのみに使用することができるというルールがあります。
 「有効性のある治療は臨床治験で有効性や安全性が証明されるはずで、それにより標準治療で使用されることになるため、それ以外の方法は有効性や安全性が証明されていない。」と主張する医師がいることは事実です。このような医師は保険診療のみしか見ておらず、医療全体を俯瞰してみることができていません。数年前までは自分もそうでした。残念ながら、この考えは間違いです。
 保険適応されるためには製薬会社が臨床治験を行い、有効性や安全性を証明した後に厚生労働大臣より承認を受けなければなりません。承認後、特許を取得できれば、製薬会社はその医薬品を独占販売できるために、巨額な利益を得ることができます。
 標準療法で使用されていない既存の医薬品やサプリメントの中にはがん治療に有効性が証明されているものが数多く存在します。長い間、別の疾患に使われてきた医薬品は安価になり、安全性も確認されています。しかし、その医薬品をがん治療に使うとなれば、改めて臨床治験を行わなければならず、莫大な費用がかかります。特許を得ることができなければ、利益を得ることができないのでどの製薬会社も莫大な費用をかけて申請しません。従って、その医薬品やサプリメントはがん治療のために使用することは認められずに埋もれてしまうのです。例えば、糖尿病に用いるメトホルミンという医薬品はがん細胞の増殖を抑制します。古い薬なので、その安全性は認められています。しかし、日本の保険医療ではがん治療には使用できません。その治療を行うためには保険診療では不可能なので、自由診療で使用するしかありません。この使用法を「医薬品転用(ドラッグ・リポジショニング)」と言います。そうなると医薬品代は全て患者負担になり、実費負担をせざるを得なくなるわけです。残念ながら、現在の日本の医療はこのような状況なのです。
 当院における統合医療は、具体的にはがん専門医にて標準療法(保険診療)をされた上で、身体の免疫力を向上させながらがんの成長増殖に悪影響を与える因子を排除することで標準療法(保険診療)のサポートをする「補完療法」。また、副作用の多い抗がん剤の使用を拒否する患者様や、保険診療で限界を迎えた難治性がんや末期進行がんで緩和医療を勧められた患者様には、保険で認められていない手段を駆使する「代替療法」を行います。このように近代西洋医学に基づいた医療の枠を超えて、補完・代替療法を加えて、「食」や「自然環境」も考慮する医療「統合医療」と言います。これらによって多くの患者様を救うことができると思っております。
 保険診療の治療方法は、手術、放射線、化学療法でがん細胞を直接排除します。手術はがんの体積を減らすことができ、大変有効です。放射線も同様ですが、最近は更に進歩し、周囲の正常細胞に与える影響を少なくし、がん組織にある程度照準を絞ることもできるようになりつつあります。しかし、未だ正常細胞も障害を受けてしまうことは否めません。同様に、抗がん剤が正常細胞まで障害することは、その副作用の多さと強烈さから、一般の方でもご存じのことと思います。抗がん剤はある一部のがん細胞に対しては有効で、その細胞は死滅し、がん組織は小さくなります。しかし、がん組織は多彩な細胞の集まりなので、その薬剤に抵抗性のあるがん細胞は残り、その細胞が増えていくので、段々と効果的な抗がん剤が無くなり、抵抗性の細胞ばかりになり、がん組織の縮小ができなくなり、最終的には全身を蝕み、絶命させることになってしまいます。最近は免疫チェックポイント阻害剤やCAR-T療法などの免疫を強化する治療法が登場し、選択肢は拡大していますが、これらの治療法は副作用が重篤であったり、超高額であったり、一部のがんのみの適応であったりと問題点も多くあります。
 ヒトの細胞は常に分裂、増殖をしています。その際に、ある一定程度のコピーミスが生じ、それががん細胞となるのです。健康な人の身体でも1日5,000個のがん細胞が発生していることをご存じでしょうか?しかし、これががん組織とならないのは何故でしょうか?それは発生したはぐれもの(がん細胞)を監視し、排除してくれる警察官(免疫細胞)がいるからです。その機構を「免疫」と言います。がんは加齢と共に発症する人が増えてきます。それは加齢とともにその免疫機構が弱体化するので、それをすり抜けてしまうはぐれ者が多くなってしまうからです。若い頃の免疫機構は「K-1戦士」のような強いものですが、加齢とともに「はぐれ者を見ても知らんふりする老齢のガードマン」に成り下がってしまうからです。現代の医療ではその「免疫」を強化することにあまり注力していません。免疫機構を活性化するには彼らにガソリンを注入しなければなりません。その免疫力の重要なガソリンの一つが「ビタミンD」です。「ビタミンD」を充足することなく、がんと戦うことはできません。つまり、弱体化した免疫力を戦力アップして、十分にがんと対峙できるような身体にすることから始めることが大切です。ビタミンDは、副作用も無く安価で、多くのがんに対する有効性が明らかになりつつありますが(ブログ:ビタミンDは副作用のない抗がん剤)、ビタミンDの医薬品はありません。骨粗鬆症の治療に使われる活性型ビタミンD製剤はありますが、ビタミンDの力を十分に発揮するためにその前駆物質である「25OHビタミンD」の存在もなければならないということが明らかになっているので、ビタミンDの抗がん作用を期待する場合には医薬品としては存在しないということになります。従って、サプリメントに依存するしか方法は無く、やむなく自由診療でやらざるをえないことになります。
 自由診療の治療には「エビデンスが無い!」と批判されることが頻繁です。それには大きな理由が三つあります。最も大きな理由の一つは金儲けのためのいかさま自由診療が横行していることです。一般の方には区別つけようがありません。従って、保険診療のみを信じるしかないのです。そして、自由診療全体がそのように評価されることになってしまいます。
 保険診療で使用される医薬品は開発し、臨床治験を行い、効果があり、副作用の少ないものだけが認可されるのです。それには数年に及ぶ長い年月が必要です。昨今の流行りのウイルス感染症に使用され続けている「クソ注射」のように効果や安全性を確認することなく使用されることは今まではありえなかったのです。そして、このような臨床治験を行う医者は保険診療しか知らない大学教授や大病院のお医者様方です。利権にまみれた世の中で、そのような立場を勝ち取ってきた人は世の中に従順でなければ必ず挫折します。そもそも、そのような方々は、サプリメントや他の統合医療などというものには見向きもせずに拒否的なことが多いです。そのような方々が審査するので自由診療のエビデンスを勝ち取ることなどできません。
 二つ目の理由は、臨床治験を行うための資金です。臨床治験を行うには巨額の資金が必要です。そのためには資金調達をしなければなりません。自社開発した医薬品であれば、その後の利益を期待して製薬会社がそれに投資します。そのようなバックグラウンドがあるので行えるのです。既存のサプリメントを販売している会社にはそのようなことは不可能です。
 三つ目の理由は、サプリメントは栄養補助食品であるので、医薬品とは異なり、規格に対するルールが厳密に統一されていないことです。サプリメントは医薬品と異なり、厳密なルールで規定されていないので、品質にムラがあります。例えば「ビタミンD」の研究をしたとします。ある臨床研究で十分に高性能なビタミンDを使った研究では「有効」と評価されても、そうでないビタミンDを使った研究では「無効」と評価されます。複数の臨床研究でそれを行えば、大半の研究では効果が無いと判断され、効果的なビタミンDを使用した研究が埋もれてしまい、「ビタミンD」は効果が無かったと判断されるのです。ですから、研究のためには規格が統一されたものを使わなければならないのです。しかし、様々な障害がありそのようなことは困難なのです。
 このように、様々な理由により、有効な治療法があっても埋もれてしまっているため、自由診療には「エビデンスが無い!」と言われてしまうのです。
 自分も、以前は自由診療といえば、美容関係のものが多かったので医者の金儲けの手段だと思っていました。しかし、実際に自由診療をしてみると、こんなに素晴らしい治療方法はない!と思う一方で、思った以上に儲からない現実を思い知らされました(涙)。患者様に全額支払ってもらうとなると受診してくる患者さんも少ないし、こちらとしても高額な治療は勧めることを躊躇してしまう。高額なサプリメントは仕入れ値も高額です。日本の保険診療は患者様にとっても医者にとってもありがたいものですが、その一方では多くの制約があり、十分なことができないというデメリットは思った以上に大きなものでした。日本は法律上、混合診療(保険診療+自由診療)は禁止されているので、日本の保険診療はほんのごく一部の事に限られてしまいます。そのため、理論上、十分に効果が期待できる治療法も保険診療では選択できなくなってしまい、それを行うためには自由診療のみで行い、患者様にご負担いただくことになってしまうわけです。
 大規模臨床治験の結果はなくとも、確固とした科学的理論の裏付けがあり、有効と思われる治療法は保険診療の枠外にたくさんあり、自由診療全てがいかさまであるということではありません。一般の方にはそれを見極める手段がありませんが、皆様には、医療には保険診療以外にもまだまだ打つ手があるということをご理解いただければと思います。むしろ、枠外の方が大きなウエイトを占めていると自分は感じています。
 当院の「がん統合医療外来」では多くのサプリメントや転用医薬品、対策品をご購入いただくので、かなり高額負担になることをご理解の上で、ご検討ください。具体的にはお電話いただければ回答いたします。自由診療完全予約制です。事前に当院のブログ(ブログ:自由診療)(ブログ:医療用サプリメント)をご覧になり、ご了承いただいた上でご連絡ください。
 ご希望の方にはこれらを十分にご理解していただいた上で、当院の「がん統合医療外来」を受診いただきたく思います。

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