自分自身でオーソモレキュラー栄養療法を開始して、5年が経過しました。当初は自分がそれによってどのように変化をしているのかはわかりにくいものでした。なぜなら、栄養療法前の自分は全く健康で、体調不良を実感していなかったからです。強いてあげるとすれば、睡眠の質や量が低下した、白髪が増えてきた、老眼が進んで近くが見えにくくなったことくらいでした。でも、オーソモレキュラー栄養療法をやると決めた以上は何かしらの可視化をしてみたいと思いました。その時期がちょうど、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が始まったばかりの頃でした。
新型コロナウイルス感染症のデルタ株までは、ビタミンDには感染予防効果があると言われていたので、「ビタミンD血中濃度」(ブログ:ビタミンDとCOVID-19(武漢株)感染率)、ウイルス感染症やがん免疫に関わる「NK活性」、そして、肥満のみではなく、動脈硬化にも関連する「アディポネクチン」、これらがオーソモレキュラー栄養療法を始める前と後でどう変化するのかを、血液検査の結果から必要なサプリメントを服用して、可視化してみることにしました。
以下、それぞれの結果です。
ビタミンD
オーソモレキュラー栄養療法前(2020年9月)は29.9ng/mLでした。一般的な基準下限である30.0ng/mLにはギリギリ到達していませんでしたが(ブログ:ビタミンD血中濃度の至適濃度)、ほとんどの日本国民が基準下限に到達していない中では比較的高い値でした(ブログ:北海道民のビタミンD血中濃度)、(ブログ:日本国民の98%がビタミンD不足!)。理由は、毎朝、ウォーキングをして日光を浴びていたので、高かったのだと思います(ブログ:日光浴でのビタミンD生成の地域差)。
その後は医療用ビタミンDサプリメントを5,000IU/1日を摂取しました。9か月後(2021年6月)には63.8ng/mLと2.13倍に急上昇しました。ビタミンDの大きな役割に免疫の調整作用があります。弱い部分は強化し、強すぎる部分は抑制するのです。
NK活性
オーソモレキュラー栄養療法前(2020年9月)はE/T比10:1では6.4%、20:1では9.9%でした。オーソモレキュラー栄養療法を行うことで、9か月後(2021年6月)にはE/T比10:1では当初の6.4%から12.8%へと2.00倍に、20:1では当初の9.9%から20.7%と2.09倍へと増加をしました。NK活性は患者のリンパ球数(E)と使用する標的細胞(T)の割合を一般的には10:1、20:1を用いて、測定されます。数値が大きいほど活性が高いと評価します。
NK細胞はリンパ球の一つで、NK細胞は腫瘍やウイルスの拒絶に中心的に働きます。この細胞をより活性化させることにより、それらに関わる疾患の予防や治療に効果的です。
アディポネクチン
アディポネクチンではオーソモレキュラー栄養療法前(2020年9月)は4.9μg/mLで、オーソモレキュラー栄養療法を行うことで、9か月後(2021年6月)には8.5/μg/mLと1.73倍へ増加をしました。
結果、バイオケミカルダイエット®成功(ブログ:バイオケミカルダイエット®:症例1)!、マイクロCTC検査(ブログ:マイクロCTC検査)では2年連続陰性!と健康を維持しております。高血圧、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病はありません。健康は、正しい知識と実践方法で維持することができます!
「バランスの良い食事、適度な運動、十分な睡眠」などとよく言われますが、ほとんど具体性の無い表現ですね!こんなセリフはその辺のオッサンでも言えますね(笑)。自分はあえて言わせてもらいます!「健康長寿はオーソモレキュラー栄養療法で!」、「ビタミンDは健康長寿の1丁目1番地!」
自分は、ビタミンD血中濃度が最も簡単で安価な「免疫力の指標」であると思っています。何度も繰り返しますが、日本国民のほとんどは不足~欠乏状態です(ブログ:日本国民の98%がビタミンD不足)。オーソモレキュラー栄養療法での至適濃度は50ng/mL以上です!この血中濃度は日光浴や食事のみでは達成できません。この目標値を達成するためには市販の安価なサプリメントでは困難です。それ用に設計された高性能な医療用ビタミンDサプリメントをお勧めします!
健康でありたいのであれば、まずは医療用ビタミンDサプリメントで「キープD(お知らせ:商標登録:「キープD®」)」!自分は「ビタミンDは健康長寿の1丁目1番地」と表現しております。オーソモレキュラー栄養療法で、まず何か一つから始めようかなとお考えであるならば、迷うことなく『ビタミンD』!です。
「自分だけ、どうして、こんな病気になったの?」、「自分はどうして、こんなに体調が悪いの?」、それはあなたの身体は「質的栄養失調」状態だからです!口から摂取した食べ物が全身の一つ一つの細胞の構成要素になります。良いも悪いもそれ次第!皆様方のご健康を心よりお祈り申し上げます!
「医療用ビタミンDサプリメント」、「ビタミンD血中濃度検査」(ブログ:ビタミンD血中濃度検査)をご希望の方は「サプリメント申込みフォーム」よりご連絡ください。