最近、熊が人里に出没するニュースを多く見かけます。北海道松前郡福島町、言わずと知れた第58代横綱「千代の富士」の生誕の地です。第41代横綱「千代の山」も同郷で、千代の山が千代の富士をスカウトし、幕内力士まで育て上げたそうです。この二人の記念館(横綱千代の山・千代の富士記念館)が福島町にあります。自分も数年前に訪れたことがあります。自分が若い頃は千代の富士の全盛期でしたので、その取り組みに魅せられて、ファンとして応援していました。
2016年3月に北海道新幹線が開業しました。北海道から青函トンネルを経由して青森から東京まで新幹線が繋がり、大変便利になりました。福島町には停車駅がありませんが、市街地から西側の山中に線路があります。
2019年9月6日に北海道胆振東部地震が発生し、甚大な被害が発生しました。その一つに北海道全域にわたる大規模停電「ブラックアウト」がありました。あの時は当院も3日間の停電が続き、大変不自由な思いをしました。電気の重要性を再認識する機会になりました。
ブラックアウトにより、北海道と本州を結ぶ送電線である連系線の重要性に注目が集まりました。北海道と本州で電力を融通する「北本連系線」の送電用量は当時60万kWでした。北本連系線は北海道の亀田半島から青森県下北半島へと続いていますが、このブラックアウトを教訓に、有事の際の電力の安定供給を目的とした「新北本連系線」を北海道の松前半島から青函トンネルを経由して青森県の津軽半島へと繋ぎ、2019年には30万kWの増加で90万kWとなりました。更に2027年には120万kWへと拡大する予定のようです。これにより、北海道で地震やその他の出来事により停電が生じても大規模なブラックアウトは生じる危険性が格段に減少しました。その関連企業の最新の対応能力は素晴らしいですね。
さて、その結果、福島町市街地の西側の山には大規模高圧電線が新しく作られたのです。加えて、今、携帯電話はどこに行っても通じますよね。ドライブしていると山の中まで大きな基地局をたくさん見かけます。
動物はヒトより、様々な刺激に敏感であるものです。ヒグマも本来の生息域では生活しにくくなったのではないでしょうか(スタッフブログ:熊の生息域)?昨今のヒグマの出没に関しては様々な原因があるとは思いますが、その一因として考慮すべきではないかと思っています。メディアに出てくる熊専門家は口にすらしません。多分、こんなことを思っているのは日本中で自分だけかもしれませんね(笑)。可能性の一つとして検証する必要性はあるのではないかと思っています。
現代社会における電磁波の影響を憂慮するこのような情報発信に関しては、自分は少なからずとも情報統制があると感じています。進化する文明はありがたく享受しながら、それによって新たに生じる弊害にも目を向けるべきではないかと感じています。有害性ゼロとの認識を前提に進めるのではなく、起こり得る弊害も考慮し、対応していく必要がある時期にきているのではないかと感じています(ブログ:電磁波という公害)、(ブログ:スマホチャージache ®)。
日本でただ一人だけの戯言でした(笑)。
ふと、思うこと