ノロウイルスと新型コロナウイルスの大きさ 脳神経外科おたる港南クリニック

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スタッフブログ

ノロウイルスと新型コロナウイルスの大きさ

正義の味方:黄金バットです。

 最近はノロウイルス感染症(感染性胃腸炎)のニュースが目立ちます。ノロウイルスも新型コロナウイルスも目に見えません。従って、大きさの違いなどを気にしたことがないと思います。ノロウイルスの大きさは約30nmです。新型コロナウイルスは約0.1μm(=100nm)です。ノロウイルスは新型コロナウイルスのたった3分の1の小さなウイルスです。一方、不織布マスクの穴の大きさは約5μm(=5000nm)です。ノロウイルスはマスクの穴の約167分の1、新型コロナウイルスは約50分の1の大きさです。ウイルス単独ではどちらも素通りですね(笑)。飛沫の大きさは小さくても5μm以上です。飛沫はブロックできそうですね。
 皆さんは新型コロナウイルス感染症は飛沫感染が大半と思いこまされていますよね。もちろん、飛沫感染もありますが、大半は接触感染なのです。自分の言い方ですと「ウイルス散乱空気感染」なのです(ブログ:適切な感染予防対策とは)。つまり、飛沫としてばらまかれたものが乾燥して、ウイルス単独になったものがあちこちに散乱しており、人の活動やエアコンや暖房などによって発生した気流により舞い上がり吸い込むことになるのです。こちらがほとんどなのですよ。仮に新型コロナウイルス入りの飛沫をマスクの上でブロックでいたとしても、皆さんは平気でマスクを触りますよね。また、長時間同じマスクをしていると、飛沫が乾燥して、ウイルス単独になったらどうなりますか?あえて、呼吸するその前にウイルスはたくさん存在することになります。ですから、感染を予防するためにマスクをするということはその効果はありません。マスクは感染している方がウイルス入りの飛沫をまき散らさないようにするものなのです。自分は感染予防のためのマスク着用はむしろ逆効果であると思っています。
 まだ感染予防のためにマスクをしている方はマスクをする意義をもう少し科学的に考えてみる必要があります。最近は芸能人のように顔を隠せるとか、化粧やシェ―ビングをさぼれるとか、その他に別の理由でしている方も多いと思います。屋外で顔に日光を浴びなければ、ビタミンDの合成は低下します。これじゃ、感染予防対策には悪影響を与えるばかりではありませんか?医師になりたての頃、手術室にいる看護師さんは常にマスクをしているので、顔がわかりませんでした。その後に宴会で挨拶されても誰かわからない(笑)。先輩に「マスク美人」という言葉を教えてもらいました(笑)。
 ノロウイルスは更に小さくて軽いウイルスです。吐物や便に入っているウイルスが乾燥するとあっという間に舞い上がりますよね。そういう状況下では対応は息をしないことしかありませんね。大切なことは吐物や便を乾燥させないようにきちんと処理すること、特にトイレ周りの対応を考えると良いでしょう!デルタ株までの新型コロナウイルスも便に排泄されることが多かったのです(お知らせ:北海道医報(北海道医師会月刊誌)2022年3月号)。いずれにしてもトイレの感染対策は重要です。そして、もう一つ、スマートフォン、これは最も要注意事項です!皆さんはどうかわかりませんが、トイレでスマートフォンを操作することが多いのではないかと思います(笑)。デルタ株までの新型コロナウイルス感染症もこの行動が感染を助長した影響は大きいと思います。スマートフォンは便利ですね。しかし、負の側面もきちんと考える必要があります。スマートフォンの悪さは電磁波だけではないですね(ブログ:スマホチャージache®)。自分はビタミンDのウイルス感染予防に関する重要性を強調していますが、残念ながらノロウイルスも新型コロナウイルスもその効果はありません。