2020年より日本で始まったコロナ騒動の4年間を振り返って、国がとってきた感染予防対策と自分が勉強してきたことや経験を踏まえた持論展開ブログです。この話に納得できる人は納得して下さい。反論したい方はスルーして下さい。あくまでも自分の勝手な思い込みです。しかし、自分は自信を持っております。
自分はCOVID-19の感染予防は、これまでずっと人為的にほぼ不可能であると言ってきました。巷で言われていた、マスク、ビニールカーテン、アクリル板、フェイスガード、行動制限、アルコール消毒、換気、これらは無駄であるばかりでなく、感染予防に対しては逆効果です。ソーシャルディスタンス、黙食、検温、これらも全く無駄です。そして、最悪なのは「遺伝子新薬のお注射」。これは既に有効性ゼロ、有害性無限大という結果が出ています。よくもまあ、未だに世の中はここまで隠ぺいすることができるのか???
皆さんが信じている、国が主導してメディアから発信される感染予防対策は、新型コロナウイルスの主感染ルートが100%「飛沫感染」であるということより、練られた対策です。もちろん、「飛沫感染」もありますが、「接触感染」を無視することはできません。むしろ、接触感染の方が主経路です。ここが、全国民に間違った感染対策をとらせてしまった大きな理由です。
ウイルスは人など他の宿主に間借りしないと生存できないし増殖できません。しかし、一時的であれば無機質の上でも生存できます。インフルエンザは数時間で不活化しますが、今回の新型コロナウイルスはかなり長期的に(数週間)生存できることがわかっています。そこがこのウイルスの厄介なところです。つまり、誰もいない机の上に存在するウイルスが数日後に人に感染するわけです。「人→物→人」の感染を重視しなければなりません。これが「接触感染」で、COVID-19のメインの感染経路です。
「デルタ株」までは糞口感染が主でした(お知らせ:北海道医報(北海道医師会月刊誌)2022年3月号)。腸で増殖したウイルスが大便に排泄されるため、究極の一人の密室であるトイレが主感染場であったのです。糞便に排出されたウイルスは個室のドアノブを始め、あちこちに付着し、手を洗った後にドアがあるトイレは要注意でした(ブログ:COVID-19の感染経路)。
「オミクロン株」に変異してからは喉粘膜から喉粘膜への感染で、飛沫感染の比率は比較的高くなりましたが、喉粘膜から喉粘膜に直接感染することの他に、先ほど述べた「接触感染」に注意する必要があります。つまり、武漢株~デルタ株、オミクロン株すべてのCOVID-19を引き起こすウイルスは人に感染できる色々な状態であちこちにばらまかれているのです。元々は糞便に排出されたり、飛沫として飛ばされたりしたものが、時間が経過して乾燥してウイルスだけになったものが、皆さんの行動と共に空気中に舞います。乾燥してウイルスだけになったものは簡単にマスクを通過します。本来、コロナウイルスは空気感染しませんが、似たような感染の仕方をします。この状況を自分は、空気感染とは一線を画し「ウイルス散乱空気感染」と勝手に呼んでいます(もちろん、このような言葉は医学用語としては存在しません。正しくは接触感染の一部です)。これがCOVID-19のメインの感染経路です(ブログ:COVID-19の感染経路)。感染が拡大しているので、外食をせずに自宅で、宅配サービスを受けていた方もいらしたでしょう。しかし、それを作っている人が感染していて誰にも見られていなくて、一人で作業していれば食品の上にウイルスをバラまいてしまうことになり、それをお客がたとえ自宅で一人っきりで食べたとしても感染は成立します。熱を加えないサラダやお寿司などは特に危険ですね。実際に出前寿司で集団感染を起こした話を聞いたことがあります。
では、次からは、今までに世間で推奨されてきた具体的な感染予防対策について、一つ一つ自分の意見を述べさせていただきます。
①マスク
マスクは感染者がウイルスをバラまかないためには大変有効です。しかし、感染者がばらまいたウイルスをブロックするという感染予防の目的で言えば全くムダなものです(ブログ:COVID-19の感染経路)。ウイルスの大きさは0.1μmで、一般的な不織布マスクの穴はその50倍にあたる5μmです。飛沫は5μm以上なので、感染者がマスクをすることによりウイルスを含んだ飛沫をマスク外に散乱させないことはできますし、感染者が飛ばした飛沫をマスクでブロックすることはできます。ただし、そのマスクの表面にはたくさんのウイルスを含んだ飛沫が付着します。マスクの外側に付着した飛沫は乾燥して水分が蒸発するとウイルスだけになります。不織布マスクの穴の大きさは先ほども述べたようにウイルスの大きさの50倍です。水分が蒸発した飛沫はウイルスだけになるので、呼吸と共に簡単にマスクの中に入ってきます。また、知らない間にマスクの外側を触っていますよね。マスクについているウイルスを触った手で他のものを触ることで知らず知らずのうちにウイルスを拡散させてもいるわけです。
マスクの内側では自分自身の呼気に含まれている細菌やウイルスを培養する結果になり、培養増殖された細菌やウイルスを再度吸い込んでしまう結果になります。
更に、不織布マスクは、紫外線によって顔の皮膚で合成される免疫力に重要なビタミンDの合成を約80%阻害するのでビタミンD血中濃度の低下をもたらし、免疫力が弱体化します。
親や他人の表情が見えないので、喜怒哀楽が読み取れない子供が多くなり、情操教育に障害をきたしやすくなります。
また、マスクをしている範囲の皮膚に皮膚炎などの感染症を引き起こしたりもします。
以上のように、マスクは感染者がウイルスを含んだ飛沫を飛散させない効果があるくらいで、非感染者が感染予防のために用いることはほとんど無意味なばかりでなく有害です。
②ビニールカーテン、アクリル板、ファイスガード
先ほど、「ウイルス散乱空気感染」が感染経路であるとお話ししました。この感染経路をブロックするにはどうしたらいいか、晴れの日に学校のグラウンドで風が吹いている状況を思い浮かべて下さい。ほこりが舞っていますよね。つい立をしても、対側ではほこりが立ちませんか?つい立をしたところで何も変わらないですよね。ですから、ビニールカーテン、アクリル板、ファイスガードはまるで無駄なことがわかると思います。仮にそれで飛沫をブロックできたとしても、本来はテーブルや床の上に落ちるべきウイルスがビニールカーテン、アクリル板、ファイスガードの表面にウイルスが付着することになるので、人が変わるごとに毎回、常に消毒してウイルスを除去しなければなりません。そのままの状態だと次に訪れた人の口や鼻の周辺にウイルスが多く存在することになりませんか?だから、逆効果なのです。それらを置くことによって、声が聞きとりにくくなって、逆に大きな声を出さなければならなくなった経験もあるはずです(笑)。
③ソーシャルディスタンス
机の上にあるアンパンに、ある感染者がウイルスをばらまいたとします。そして、その感染者はその場所から去ります。アンパンにばらまかれたウイルスはややしばらく生存し、しばらく経ってから来た別の非感染者がそのアンパンを食べたら感染する可能性があるということです。ウイルスの付いたアンパンを食べてしまった時点で、「人→物(アンパン)→人」の接触感染が成立し、人同士がどんなに頑張ってソーシャルディスタンスなるものを取っていても感染してしまうというわけです。これだけCOVID-19が全世界中に蔓延している状態ではどこにでもウイルスは物の上で存在しています。「自分は感染対策をきちんとしていたのに、どこで移ったのかわからない。」という話をよく耳にします。飛沫やエアロゾールが感染を主感染経路であると思い込まされて、本当の感染経路を理解していないからです。
④行動制限
緊急事態宣言をはじめとする行動制限は、少なくとも新型コロナウイルス感染症に対しては必要ありません。SARSやMERSなどの致死性の高い感染症では効果がある場合がありましたが、新型コロナウイルス感染症では騒ぎを大きくするだけです。屋外行動を避けることでビタミンDは低下するため逆効果です。
⑤アルコール消毒
確かにアルコールは新型コロナウイルスを死活させます。しかし、同様に他のウイルスも死活させてしまいます。人の皮膚には細菌やウイルスの感染を防御する常在菌や抗菌ペプチドも存在し、その味方すら死活させてしまうのです。新型コロナウイルスは表面についたウイルスを水で洗い流すことだけで十分です。
⑥換気
冬の換気は逆効果です。わざわざ乾燥した空気を外からいれ、気流を作って、ウイルスをかき回すことは、ウイルスの乾燥と散乱を助長します。
⑦黙食
話をしなくとも、周囲の人の行動によって、ウイルスは散乱し、食事の上に落下し、盛り付けられます。また、呼吸をしているだけで吸い込みます。いくら話をしなくても結果は同じです。
⑧検温
発熱は様々な原因があります。しかし、発熱したからといってそのすべての原因が新型コロナウイルスではありません。オミクロン株が流行しだした頃には多少高い比率であったかもしれませんが、今となってはかなり低い比率と思います。医療機関に入院している高齢者は様々な原因で発熱します。19床しかない当院でさえ、毎日のように誰かは発熱していますが原因は新型コロナウイルスだけではありません。むしろ、新型コロナウイルス感染症であることの方が珍しいです。
現在のオミクロン株に感染しても、発熱は2~3日間が大半ですが感染力は7~10日程度は持続します。つまり、発熱はなくとも感染力を持っている感染者はたくさんいるのです。そのような中で、発熱者のみをスクリーニングする意味はあるのでしょうか?
⑨遺伝子新薬
新型コロナウイルス(オミクロン株)は喉粘膜から侵入します。ですから、感染予防を考える時にはその侵入口に対策をすることが大切です。ウイルスはそこから体内に侵入し、免疫機構がそれらに対抗するのです。
今回の遺伝子新薬のコンセプトは、筋肉注射によって、身体全体の自分自身の細胞に新型コロナウイルスのスパイクタンパク質を産生させ、実際にウイルスが侵入してきた時に備えて、迎撃ミサイルである抗体を準備しておこうというものです。喉粘膜から侵入してくるウイルスに、筋肉に対応するのですよ。これじゃあ、まるで大学に裏口入学させるのと一緒ですよ。まともな免疫力ができるとは思えません。まっとうな対応をして、製品を開発するにはしかるべき時間がかかります。過去数十年の間に一度も成功したことがない遺伝子新薬をたった1年で人類に使用するなんて、これを聞いただけでおかしいと判断することは容易です。
このように一般的に推奨されてきた感染対策はほぼ無意味かつ有害です。では、どのように対応すればいいでしょうか?
⑴最強の感染対策
最強の感染対策は、非接種で感染を繰り返すことです。当院では3度の集団感染を経験しました。2度の感染をした人は26名います(令和6年6月現在で在籍60名)。その後、4~22か月経過しておりますが、その後、彼らは誰一人として感染を確認していません。皆さんの周りで3回以上感染した方もいると思いますが、当初の検査はPCRで行っていて、この検査では偽陽性が多いため不確かです。当院職員は、自分が症状、臨床所見、抗原検査他全てを勘案して、確実に診断しております。ひょっとして3回目の感染をした職員もいるかもしれませんが、あまりにも軽症のために気が付かなかったという職員もいたかもしれません。いずれにしても、2回目感染後に約2年経過しても3回目の感染は確認しておりません。そして、当院職員はほとんどが非接種者であることが重要なポイントです。これが最強、最善の感染予防対策です。
⑵ECGC(エピガロカテキンガレート)
緑茶に含まれるECGC(エピガロカテキンガレート)はコロナウイルスのスパイクタンパク質を中和する働きがあります。これを頻回に口にしている人は感染リスクが低いと思われます。
⑶タバコ
電子タバコではなく、昔からのタバコを常用している人は実は感染しにくいです。タバコを推奨することになりますから、あまり言いたくはありませんが、タバコは身体に害がありますが、ウイルスにも害があるのです。
⑷イ〇ル〇ク〇ン
寄生虫に対する効果で、日本人研究者がノーベル生理学・医学賞を受賞した抗生物質です。感染予防効果は多少なりともあると思いますが、十分ではありません。ただし、自分の検証では初期に投与すると病期の短縮、感染力維持期間が短縮することを確認しています。スパイクタンパク質と結合し、中和する性質をもちます。また侵入してきたウイルスの複製や増殖を抑制する働きがあります。重症化抑制には期待できると思います。
⑸ビタミンD
残念ながら、オミクロン株に対する感染予防効果はありません。ただし、重症化抑制効果は期待できると思っております。
⑹加湿
冬期は乾燥します。十分な加湿はウイルスに水分を含ませることで、散乱しにくくすることができるはずです。夏はエアコンの使用を控えめにして下さい。エアコンは、除湿し気流を発生させ「ウイルス散乱空気感染」を助長する結果になります。
⑺Murak抗体
東京理科大学村上康文名誉教授が開発したスプレー式抗体(詳細は次回のブログで発信します)。これは素晴らしい!村上先生の合理的な戦略と長年にわたる抗体作成のご経験、そして卓越した科学技術により、遂に完成したもので、十分な結果を出し得ると期待できる製品です。もしかしたら人為的な方法で感染予防が可能な初めての手段かもしれません。今後の検証が期待されます。
以上、持論を述べさせていただきました。科学的根拠はあるものもあれば無いものもあります。自分の「戯言」です!納得できない方は一笑して、スルーして下さい(現時点の状況を見ても、自分の話を聞いて納得できない人を説得することはできないと思いますので)!
では、皆様、ごきげんよう!