光目覚まし時計 脳神経外科おたる港南クリニック

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光目覚まし時計

 前稿(ブログ:夜勤と乳がん)、前々稿(ブログ:メラトニン)で、睡眠ホルモン「メラトニン」の重要性をお話ししてきました。今回は、その分泌を正常に保つための大変効果的な一手段をお知らせします。
 朝になると太陽光が眼の網膜を刺激し、松果体でのメラトニンはセロトニンに変換され、概日リズムが刻まれることにより、身体も新しい一日が始まります。
 起床時にカーテンを開け、太陽光をいっぱい顔に照射することはとても大切で、身体の目覚めには最も安上がりで効果的な方法です。しかし、晴れの日ばかりではないのと、日の出の時間が一年を通し一定ではないため、毎日規則正しい時間に太陽光を浴びるこということはできません。出勤時間や登校時間は一年中同じなのですけれどね(一部、サマータイムを導入している国もありますが)。また、太陽光には紫外線も含まれていて、紫外線が眼の網膜に当たると疲労感を感じます。皆さんも子供の頃に屋外プールや海水浴に行ってきた後にド~っと疲れて、昼寝をした記憶がありませんか?また、マラソン選手はサングラスをかけて走る姿を見かけますよね。あれは決してかっかっこをつけているのではなく、疲労感を増加させないようにしているのです。また、紫外線が皮膚に当たることでしみ、しわ、皮膚がんが起こるリスクが増えます(ブログ:紫外線)(ブログ:紫外線と活性酸素)。このように、自然の光を取り入れようとすると、良いこともありますが、悪いこともあるのです。

 そこで、紹介するのは「光目覚まし時計」です。これは設定した時間になると太陽光と同等の照度の光を顔に照らし、メラトニンからセロトニンへの変換を促進します。
 光の明るさ、照度は光源からの距離が遠くなるにつれて減衰します。太陽光の照度は20,000ルクスですが、地上に到達する光は2,500ルクスになるそうです。メラトニンからセロトニンへの変換は2,500ルクス以上の照度の光が必要で、屋内照明は700~1,000ルクス程度、明るさが際立つコンビニエンスストアですら1,500ルクス程度です。つまり、それ位明るくてもセロトニンへの変換を促すには十分ではないということです。
 ネット検索すると多くの光目覚まし時計の製品が出てきますが、照射部において、2,500ルクスを達成することができる製品は少ないようで、期待通りの効果が発揮できない製品も多く見受けられます。
 自分のおススメは以下の製品です。こちらの製品は十分な照度、有害な紫外線はゼロです。自分は数年前よりこの光目覚まし時計を使用しています。現在も使用していますが、長年使用していることで、設定した時間になると自然に目が覚めてしまい、光目覚まし時計が作動する手前で起きてしまいます。体内時計のリズムもできて、目覚めもスッキリです。
 自分は61年間の人生で、これは使ってよかった、もっと早く知りたかったと言える3つのアイテムがあります。①光目覚まし時計②アースリネンシーツ③歯間ブラシです。是非、皆さんも使ってみて下さい!

トトノエライト プレーン(moonmoon社)
\17,800(税込)

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