二コリン注射 脳神経外科おたる港南クリニック

〒047-0003 北海道小樽市真栄1丁目6番1号

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二コリン注射

 加齢に伴い、様々な精神症状が出てくることがあります。具体的には、暴力・暴言、徘徊、妄想、幻覚、独語、不眠、過食・異食、介護抵抗などの陽性症状や、無気力、無関心、うつ状態、無言などの陰性症状です。

 このような加齢に伴う様々な症状軽減のために「二コリン注射」を始めました。週1回の静脈注射を、症状が軽減するまで継続します。
 二コリンは古くから使われている医薬品で、保険診療で使われていますが、保険適応は以下の通りです。

  • 頭部外傷に伴う意識障害、脳手術に伴う意識障害
  • 脳卒中片麻痺患者の上肢機能回復促進
  • 脳梗塞急性期意識障害
  • 膵炎に対するタンパク分解酵素阻害剤との併用療法

 よって、二コリンによる精神症状の軽減目的の使用は保険診療適応外となりますので、当院では自由診療として使用いたします。この医薬品は1967年に販売開始されて、長らく使用されています。添付文書には、アナフィラキシーショックなどの重篤なものから、発疹、悪心、頭痛、めまいなどの副作用は低頻度ですが記載されていますが、比較的安全な医薬品です。自分も脳神経外科医として35年間にわたり、ずっと使い続けてきましたが、経験上ほとんど副作用を意識したことがありません。
 但し、今回の紹介対象症状は保険適応外のため、臨床効果を記載することはできません。効果はご家族がご自身で感じて下さい!
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