ビタミンD血中濃度の至適濃度 脳神経外科おたる港南クリニック

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ビタミンD血中濃度の至適濃度

ビタミンD血中濃度の評価は、25(OH)ビタミンD3血中濃度で行うことを「ブログ:ビタミンDの産生と代謝」で述べましたが、至適濃度はどのくらいなのかについては諸説があります。まだガイドラインがなく、決まったものはありませんが、2007年に「ビタミンD欠乏論」を唱えたボストン大学のHolick博士によると40~80ng/mlを至適濃度としています。

【Vitamin D deficiency】Michael F Holick The New England journal of medicine. 2007 Jul 19;357(3);266-81. doi: 10.1056/NEJMra070553.

一般的には20ng/ml未満を欠乏、20ng/ml以上30ng/ml未満を不足、30ng/ml以上を正常、100ng/ml以上を過剰としていることが多いですが、当院では50~100ng/mlとしてアドバイスをしています。その理由は、ビタミンD血中濃度が50ng/ml未満であれば、その濃度に応じて用量依存的に効果が増加するという報告が多いからです。50ng/ml以上になるとその効果が頭打ちになるのです。また、当院で扱っている医療用サプリメント(5000U)を1日1粒、年単位で長期的にきちんと摂取していただくと100%の方がこの範囲に入ります。この摂取の仕方で100ng/mlを超えた方はいらっしゃらず、摂取過剰や中毒にはならないことを確認しています。

ご自分のビタミンD血中濃度がどのくらいであるのか、一度血液検査を受けていただくことをおススメします。尚、当院ではコロナ禍特別割引価格:\1,500(税抜:自由診療扱い)で行っています。お問い合わせ、ご予約はオーソモレキュラー専用直通番号 0134-65-7725へ!