亜鉛とインスリン抵抗性 脳神経外科おたる港南クリニック

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亜鉛とインスリン抵抗性

 亜鉛の補給がインスリン抵抗性の改善に有効であるという主旨の論文が2023年に台湾の研究グループより発表されました。

【方法】過体重または肥満の参加者を対象とした亜鉛補給の効果を調査したランダム化比較試験(RCT)をメタ解析し、亜鉛補給がHOMA-IR(インスリン抵抗性の指標)、空腹時血糖および食後2時間血糖値、 HbA1cへの影響を分析した。
【結果】:過体重/肥満の参加者651名を対象とした12件の適格なRCTを分析した。

 HOMA-IR0.54低下した(95%信頼区間:0.78~0.30、p < 0.001)。空腹時血糖は8.57 mg/dL(95%信頼区間:14.04~3.09 mg/dL、p = 0.002)、食後2時間後血糖は18.42 mg/dL(95%信頼区間:25.04~11.79 mg/dL、p < 0.001)、HbA1cは0.25%(95%信頼区間:0.43%~0.07%、p=0.006)と共に有意に低下した。
【結論】亜鉛の補給がインスリン抵抗性を改善、空腹時血糖と食後2時間血糖、HbA1cの2型糖尿病の指標を改善することが示唆された。
【Effect of zinc supplementation on blood sugar control in the overweight and obese population: A systematic review and meta-analysis of randomized controlled trials】Yang HY, et al. Obesity Research & Clinical Practice(17)308-317,2023

 当院の臨床現場は高齢の患者様が多く、観察すると、亜鉛血中濃度はほぼ例外なく低下しています。亜鉛はヒトに必須の微量元素で、体内では主に骨格筋や骨、皮膚、肝臓、腎臓、脳などに分布し、数多くの酵素の働きを支えることでからだの機能を維持しています。特に、DNAやタンパク質の合成、細胞分裂といった「新しい細胞をつくる反応」に不可欠で、成長や組織の修復、骨の形成などに重要な役割を果たします。また、亜鉛は1,000以上の酵素反応や非常に多くの転写因子に関わり、遺伝子発現の調節を通じて免疫機能やホルモンバランスなど全身の恒常性に寄与します。臨床的に目立つ機能としては、味覚や嗅覚を正常に保つ働きがよく知られていて、亜鉛が不足すると味覚障害のほか、皮膚炎、脱毛、創傷治癒の遅れ、易感染性、生殖機能低下などが起こりやすくなります。更に、風邪などの感染対策には「ビタミンD+亜鉛」は有効です。自分の母には数年前から医療用ビタミンDサプリメントと医療用亜鉛サプリメントを摂取させていましたが(もちろん「遺伝子新薬」は非接種です。)、92歳で新型コロナウイルスに感染しました。「高齢者が新型コロナウイルスに感染すると致命的重症化しやすい」と言われていましたが、2日間発熱して、5日間咳や咽頭痛などの上気道感染症状が出現しただけで治癒しました。これってタダの風邪じゃん!つまりは、高齢者だからではありません!高齢者はビタミンDも亜鉛も低いのに対応せずに放置しているから重症化しやすいのです!
 日常の食生活では亜鉛の十分な必要量を摂ることは難しく、不足が累積してくる中年以降は亜鉛血中濃度をチェックして、補給していくべきと思います。
 亜鉛を投与する時は少しの注意が必要です。短期的には悪心胃部不快感などの消化器症状が出ることがあり、また空腹時に起こりやすいので、十分に食事を摂れている時に食事中か食直後に投与するとそのような症状は出にくくなります。
 他に、亜鉛の慢性的な投与によりが低下して、銅欠乏による神経障害が出現する場合があります。具体的には、脊髄障害による歩行障害、運動失調、しびれや異常感覚などの末梢神経症状です。現在は医薬品でも亜鉛製剤が使われていますがそれには銅が含まれていません。従って、投与中はモニターする必要があります。一方、当院で扱っている医療用亜鉛サプリメントはそのリスクを考慮し適切量の銅が含有されていますので、そのリスクは低減され、医師の指示した量を摂取することで、銅不足を回避するので、安心してお使いいただけるようになっています。このようなことから、亜鉛の補給は是非、医療用亜鉛サプリメントで行うことをお勧めします。

医療用亜鉛サプリメント

60粒入り \3,800(税抜)(1日2粒の摂取で30日分)
90粒入り \5,500(税抜)(1日3粒の摂取で30日分)

医療用亜鉛サプリメントをご希望の方は「サプリメント申込みフォーム」よりご連絡ください。

外来受診ご希望の方
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