ビタミンDの量を表す単位表記が、参考資料によって異なることがあるため説明しておきます。
一般的には濃度は「ng(ナノグラム)/ml(ミリリットル)」が最も多く使われます。「n」は109分の1を意味しています。つまり、1ng/mlは10億分の1gで、1mlあたりにこの量が入っているということになります。
「IU(アイユー)」(International Unit:国際単位)は生体に対する効力を表す単位で、物質により効力が異なるので、1IUの量は物質により異なります。ビタミンDの場合は1IU=0.025μgとなります。ちょっとわかりにくいので「1μg=40IU」あるいは「1000IU=25μg」と覚えましょう!
多くはないですが、特に海外の論文ではビタミンDの血中濃度を「nmol(ナノモル)/l(リットル)」で表記することがあります。論文や資料を読むときはちょっとだけ気をつけましょう!一般の方は、違う単位で表記している場合もあるのだということだけ覚えておくだけで良いでしょう。
煩雑な計算は抜きにして、「1nmol/l≒0.4ng/ml」です。